こんにちは、りんです(^^♪
今回は話題の映画「グランツーリスモ」を観に行ってきました。
こちらは実在する現役のレーシングドライバー、ヤン・マーデンボローの人生を元に作られた映画で、
その臨場感から陸上のトップガンと言われている作品です。
近年観た映画の中でトップガン・マーヴェリックが一番面白いかと思っていたのですが
こちらの作品も同じくらいハラハラ・ドキドキの展開続きで、とっても面白かったです!
車好きの方もF1に興味がある方ももちろん楽しめるのですが、車のことなんてわからない!
という人でも十分楽しめるくらい、わかりやすいし少年漫画のようなムネアツ展開モリモリなので
本当におすすめです。
今回はこれを見ていて思ったことをツラツラとまとめてみました☆
まだ公開して間もなく絶賛放映中の作品なのでなるべくネタバレはしないようにしますが
お読みになられる方は十分ご注意ください。
ゲーマーがリアルなプロレーサーになれるのか?という発想から生まれた奇跡の実話
日本を代表する二大企業、日産×プレイステーションが手を組んで立ち上げた一大プロジェクト『GTアカデミー』。プレイステーションから発売されたドライビングゲーム「グランツーリスモ」で優秀な成績を収めるゲーマー達の中からプロのレーザーを育てちゃうよ☆という企画でした。
このゲームはとってもリアルなレーシングゲームらしく、きっと実際にゲームといえども自分がレーサーとなったような感じで遊んでいた方もたくさんいたでしょうね。そういう妄想を実現させちゃったところがもう凄い。主人公のヤンもその一人。いつかプロのレーサーになることを夢見る、ゲーマーの一人でした。想像力は夢を実現させるということを世界に示した人です。
脇を固める名俳優たち
主人公を務めるのはアーチー・マデクウィというまだ若い役者さん。知らなかったのですが、
あの問題作(と思ってます)『ミッド・サマー』に出ていたんですね( *´艸`)
そして今回ヤンを支えるチーフエンジニア・トレーナーのジャック・ソルター役を演じるのは
デヴィッド・ハーバー。有名なのは最近ではネットフリックスオリジナル作品の「ストレンジャー・シングス」のホッパー署長役ですね。本人、ストレンジャーシングスの人と言われるのは嫌みたいですが(笑)正直見た目が怖くて(りん的に)、怒ったら絶対怖いだろうなって思うのですが、凄く熱い演技をされる方で、もう一人の主人公と言っても過言ではありません。もちろんカーレースがメインなのですが、ヤンとの熱い絆が感動を呼び起こします。最初のアカデミー時代のジャックの扱きシーンはちょっと笑いました( *´艸`)怖すぎ
レースシーンとリンクする、ゲームの世界観
この映画がゲームから始まったのだということを時折思い出させる、粋な演出が素晴らしいです。
レース中、ゾーンに入ったヤンにゲーム時の様子がリンクするシーンがところどころにあります。
ゲームで散々走ってきた、その時に成功したドラテクが実際に通用するのか。息を飲む緊張シーンではありますが、この奇跡の実話はゲームから端を発していることこそが真髄なので、それを思い出させる映像は本当に格好良いですね。
ゲームと現実の世界とのギャップにどう戦うか
当然、実際のレースでは「負けたらまた一からやり直せば良いや」という考えは通用しない。
それを痛感させられる出来事が起こるわけですが、映画を見ている側も突然突き付けられる現実に、ハッとさせらるわけです。それとどう向き合うか。それが大切。
アカデミー卒業からプロとして実際に他のレーサーと走るシーンはいくつかあるのですが、
いじわるな手を使ってくる人とかがいて、ああこれこれ!と思ったりしました。ゲームの世界ではきっとそういう人の感情を感じられる設定はないでしょうからね。
ごこまでもリアルを追求する臨場感
一度は普通に2D吹き替えで観たのですが、4DXで観るとなおさらその臨場感が増していましたね!
腹に響き渡るエンジン音・振動・スピード感などなど。ヤンの助手席に乗せて一緒に走っているような感覚に陥りました。ゲームもこんな風だったとしたらすごい。
主人公を魅力的に見せるちょうど良い周辺キャラクター
金にものを言われる下品なカラーのレーサー、実力で馬鹿にしてくるライバル、圧倒的な経験値で延してくるプロレーサーたちなど、とにかく魅力的なキャラクターが盛りだくさん!
特に同じアカデミーで切磋琢磨したマティくん(CV.浪川さん)は、別でストーリーが見たいくらいに魅力的でしたね。実力を高めるのに必要なのは、素晴らしいライバル。それを示してくれました。わがままを言えばもう少しこの辺りの友情とかをもうちょっと描いてほしかった気もしますが、まあ実話に基づいているので、これ以上脚色するわけにもいかなかったのかもしれませんね。個人的おススメはもともとジャックがピットクルーとして所属していたチームのドライバー:キャパくん。黄金色の車に乗った成金然とした意地悪プロ選手で、ヤンに何度も危険な妨害をかけてきますが、ちょっとそれが面白い。こういう悪役がいないと話は面白くないですよね~。
実力で信頼を勝ち取れ!
ついに初めてレーサーとして走ることになり、嬉しい気持ちも冷めやらぬ中、周りの観客、レーサーたち、そしてはたまた仲間であるはずの整備士たちに至るまで、ヤンを見る目は冷ややか。少し前までただのゲーマーが一体何ができるのだと馬鹿にしてきます。仲間にまで冷たくされるというのは本当に辛い💦しかし誰も助けてはくれない。実力で黙らせ、信頼を勝ち取るしかないですよね!
一人で走っていると見せかけた、チーム戦が熱い
レースは一人じゃ走れない。この作品のメインはもちろんヤンがゲーマーから成りあがってプロとして活躍するまでの話ですが、レース中、燃料補給やすり減ったタイヤ交換のためにピットという整備所に立ち寄るシーンが多々あります。もちろんレース中ですから、作業は迅速に、間違いは絶対に起こしてはならない。0.1秒が勝負を分ける世界ですから、ピットクルーたちの作業も本当に大切なわけです。様々なプロたちがサッと作業をするシーンは物凄く恰好良いです。職人技ですね。
また、レース中はインカムから常にあらゆる指示を出すジャックの声が聞こえ、精神的なフォローも。
ニッサンの文字が入った白地に赤い線の車は、企業の実力を示す広告になる。ここでレーサーが勝てば、最高の宣伝になるわけですよね。とにかくいろんな面でwinwinで、あ、この人たちは一人で戦っているのではないのだ、と痛感しました。
心が折れたとき、”それから”が一番大切
誰しも心が折れることはあります。そしてそのまま立ち上がれず、終わる人生もある。
時間が必要な場合もあるし、逃げる暇も与えず再び立ち上がらないと二度と戻れない場合もある。
心が折れたときこそ、大切な人生の岐路だと考えて、自分がどうすれば良いのか深く考えるべきだ、そう教えてくれる映画です。どう立ち上がるかは問題ではなく、とにかく腰を上げることが大きい。
りんにも覚えはあるので、ちょっと苦しいシーンでもありましたが、考えさせられました。
とあるシーンのヤンとジャックのやり取りが本当にムネアツなので、ぜひ観てほしい!
炸裂する師弟愛
かつては自分もプロのレーサーだった。
そう告白するジャックのかつての夢を乗せて、ヤンはひた走る。
フランスの24時間耐久レース「ル・マン」。
まず24時間耐久レースって何!?って驚愕したのですが(誰が考案したんだ・・・)、
忍耐力・集中力・判断力のすべてが試されるこのレースで、どのような戦いを見せてくれるのか。
本当にハラハラ・ドキドキの展開が満載、そしてヤンとジャックのやり取りが熱くて涙が溢れました。
終わりに
日産本社が日本の東京にあることもあって、日本のシーンも結構ありました。
初っ端からオーランド・ブルームが日産を訪れるシーンを見たときは、「え!オーリー様が日本に!?」と驚愕したものです・・・(#^.^#)←そこかよ
ヤン本人(実物)もしばらく日本のレースに出ていたらしく、つい先日は宣伝のため東京に訪れていたそうです。この作品のスタントも務めていたそうなので、そりゃあリアルですよね。
さあ、どうでしたか?是非是非2023年に観てもらいたい映画の一つですので、
ご興味があれば劇場へ足を運んでください!劇場が良いです、絶対!
ここまでありがとうございました、りんでした(_)
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